目次
紹介・レビュー
ゲーム紹介
昭和後期の東京都墨田区を舞台に呪いを受けた9人の男女が《蘇りの秘術》を巡る群像ホラーミステリーADV。条件を満たした相手を呪うことで探り合い・呪い合いのデスゲーム的要素がある。筆者はSwitchでプレイしたが、PCやスマホ等、様々な方法でダウンロード版をプレイできるため、好きな方法で遊んでほしい。
- ホラーやミステリ―が好き
- 呪いや怪異がテーマのため、ホラーファンには間違い無くおすすめ。ミステリ―ファンには、「なぜこうなったのか?」と、各人物の思惑や謎を解き明かしていくような展開も熱いため、ホラーが苦手で無ければぜひプレイしてほしい。
- 群像劇やノベルゲームが好き
- 人物Aの行動が人物Bに影響を与えるというような構成のノベルゲームで、人物を切り替えながら進めていく群像劇のスタイルになっており、様々な角度から事件を探っていくのはハマること間違いなし。
- 少年漫画等のデスゲームが好き
- デスゲームの主体的な参加を味わえるゲームは中々無いと思うが、このゲームではそれを実現している。呪い呪われ、殺し殺されるため、臨場感ある探り合いは必見。(プレイヤー視点では、条件を満たすと呪いを行使するボタンを選べるようになり、会話中でも可能)。
ゲームレビュー
スクロールできます
総評 | 良 (4/5) | 2000円以下でこのクオリティは素晴らしい。気になって最後まで一気にクリアしてしまったほど。 |
ストーリー | 良 (4.5/5) | 徐々に明らかになっていく展開に引き込まれ、テンポ良くプレイできる印象。予想できない部分も多く、心理戦も非常に面白かった。 |
キャラクター | 良 (4/5) | 個性的なキャラクターが揃っており、記憶に残らないキャラクターはいなかったように思われる。また、視点が変わると印象が変わる人物も。 |
グラフィック | 良 (4/5) | シンプルな絵柄で、昔ながらのノベルゲームを思い起こさせる画風なのだが、ホラーには非常に合っていた。 |
サウンド | 良 (4/5) | 展開を邪魔することなく、よく馴染んでいたように思える。個人的にはタイトルやエンディングの音楽はホラーらしくて良かった。 |
システム | 良 (4.5/5) | フローチャート等、便利な機能も多く、ストレスは無かった。また、360度ぐるりと見渡すことができるのだが、これはある意味、死角があることを明確に実感することで恐怖を煽られるようで新鮮だった。 |
きっかけ・感想
購入したきっかけ
ホラー・ミステリー・群像劇が全て好みであり、話題にもなっていたことから、すぐに購入を決めた。また、記事を書くのは今更なのだが、発売後1カ月程で購入して、速攻でクリアしていた次第である。大手がインディーズに踏み込んできたのかとも思える価格感に驚きつつも、低価格ながらもしっかりと期待に応えてくれる作品であったように思う。
感想
とにかく総合力の高い作品。本当に何も分からない状態からはじまるので、徐々に明らかになっていくミステリ―要素が痛快。プレイヤーは人物や資料をメニューでいつでも見返すことができるため、考察も捗った。また、様々な社会風刺要素もあり、そういったことも考えさせられる作品だった。
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